まずはこの図を見て頂きたい。
この図は電車が駅に停車し、人が乗ってきたところである。
仮に、
aさん(54歳)万年課長。業績悪く残業の日々。妻子と不仲。
bさん(30歳)司法試験を突破を夢見て警備員のアルバイト。夜勤帰り。
cさん(42歳)厄年。山一証券勤務。身も心もボロボロ。
dさん(24歳)OL。毎日定時に退社。テレビが友達。結構ヒマ。結構孤独。
eさん(60歳)長唄の師匠。最近足腰が弱くなった。嫁との折り合い悪し。
fさん(19歳)大学生。ラグビー部所属。合宿帰りで体はガクガク。
1の人(36歳)営業マン。健康体だがこの日は風邪で熱が38度。
と、する。
1の人は当然座りたい。が、座席は無い。見た目は全く普通だから譲ってくれる
人だって当然いない。仕方ないから、家までの一時間を立って過ごす。
ああ、何という不条理!!
こんな時に電車が自動的に乗客の心身の疲労度をチェックしてくれたら
どんなにいいだろうか。・・・というのが今回のテーマだよ。
と言うのも、私の勤めている会社は以前神田にあり、乗り換え駅の国分寺まで
立ってるとちょっと辛い時、私はわざわざ東京駅まで引き返し、整列乗車の
時間帯の時にはもう一回並び直してまで座って帰る事に拘っていたのだ。
確かに見た目は若い女かもしれないが、その日の労働によっては本当に
立っているのがやっとな程の疲れを感じる時だってあったし、
具合の悪い日だってあった。
ある日、変なオヤジが(酔っ払いか?)どういう訳だかわざわざ私の前に
立って、「座りたいから席を代われ」とほざきやがった。
腰の曲がった老人が何も言わずじっと立っていれば、私だって鬼じゃないし、
席を譲るくらいするよ。でも、その時は何だかムカッ腹立っちゃって、
「私も具合が悪いので嫌です」と断った。
そのオヤジが実は私よりもっと調子悪かったのかもしれないけど
調べる手立てもないもんね。
妊娠初期の妊婦さんのとこなんか考えると恐くなってしまう。
見た目は若くて健康そうでも、長時間電車で立つことはとても辛いだろう。
と、言う訳で、ここで最初の図をもう一度見てみると、頭上に何か赤く
光るものがあるではないかっ。
そう、今の世の中人の肌のほんの一部が触れただけでその人の健康状態や
疲労度がわかるようなシステム、技術的には可能だと思うんだよね。
基礎データなんて定期券購入時に提出してるし。
個人の年齢や職業に応じた席取りの優先順位が人が乗った瞬間に決定する!!
この図の場合は1の男性は、健康かつ体力もあるdさんとトレードすればよい。
こうやって、厳正に座る人が決まれば誰も文句ないだろう。
でもね、ラッシュの時は大変だね、こりゃ。
あああ、こんなに力説してもきっとJRの車両開発の人には
鼻で笑われちゃうんだろうねぇ。とほほ。
よし、こうなったらあの手しかない!
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