ねこ道入門・実践編



世紀の大実験!?


猫式「甘え」は人間同士で通用するのか・・・!?


猫、その最大の魅力の一つに独自の甘え方があります。
猫は一般的にプライドが高く気まぐれな動物といわれていますが、一緒に暮してみると
こんなに甘えのツボを心得た生き物は悪女かホストか猫かと思えるほどです。
猫道を修行する身として、この甘えを習得するのは必須でしょう。
使い方次第では酔拳のように相手を油断させつつ骨を裁つ、なんてのもアリかもしれません。
(しかし一体誰と戦うのでしょうか???)

そこで日頃の鍛練(?)の成果を確認すると共に、この猫式「甘え」技が
実際の人間の心をどれほどくすぐるのか、この身を張って実験してみました!





<実験レポート・猫式「甘え」は人間に通用するか>

一般的に猫好きがよく遭遇し、困惑しながらも「堪らんわぁ」 と心をくすぐられる猫の甘え方はこんなところではなかろうか。

@今まさに読んでいる最中の新聞に乗ってくる。
「新聞ぢゃなくて私を見てぇぇ」と言わんばかりに。


A座れば膝、寝れば腹、立てば背中ととにかくまとわりつく。
「あなたと離れたら私生きて行けないのぉぉ」と言わんばかりに。


と言う訳で、これをそのままやってみた。


結果@
夫が新聞を読んでいたので、ごろごろと転がりながらついに新聞の上に 横たわってみた。
夫のリアクション「・・・なんだよ」
私「んふ(甘えているつもり)」
夫のリアクション「・・・どけよ(冷たく)」
私「(めげずに)新聞ぢゃなくって、私を見てぇぇぇ」
夫のリアクション「(間髪入れず)いいからどけよ」
夫の目はマジだったのでしょうがなくスゴスゴと引き下がった私であった。

結果A
・夫がご飯を食べている背後から背中に抱き着いてみる。
夫のリアクション「・・・ああ、もう邪魔だな」
・夫が歯を磨いている背後から腰辺りに抱きついてみる。
夫のリアクション「ほう、はほひはいへるはらはめへほう。 (もう、歯を磨いているからやめてよう)」
・夫がテレビを見ている所に強引に膝枕を仕掛ける。
夫のリアクション「(しばらくは何も言わなかったが)重い、どいて」
またまた夫の目はマジだったのでしょうがなくスゴスゴと引き下がった私であった。

↓↓↓
実験失敗


正確にいうと、実験失敗ではなく「仮説は立証されなかった」ということである。
敗因として考えられる要因は次の通り。
・夫は動物が嫌いである。
・いわんや、猫の愛くるしさなど知る由もない。
・私が猫に成りきるには、身体的(体重的?)年齢的に無理があった。
(例えば猫が新聞に乗ってもどこか読む部分が残っているが、 私が新聞に乗っちゃうと読むスペースは完全に無くなるとか。)
・夫婦に動物プレイなどの性的趣味がない。(をいをい)






・・・今回の実験は非常に残念な結果となってしまいましたが、
まだ結論は出せないと私は考えます。
何故なら、もっと様々な家庭での実験が必要と思われるからです。
また、家庭を飛び出して、是非社会実験も行いたい。(って誰が?)
私は夫にとって既に古女房で何の感心も抱かせないということが
露呈してしまった訳ですが、むしろ野心ある若い女性なら世渡りの
必殺技になるかもしれませんし、男が使うテもあるでしょう。
さあ、皆さんも手近な所でこの実験を行って下さい!
そして内田ねこまでレポートを!お待ちしています。(爆)






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